協力企画・2021年アーカイブ
現代の彫刻家は、空間の中の多様なフォルムを追求してきました。神奈川県立近代美術館は、1951年の開館以来、こうした同時代の彫刻・立体作品を積極的に収集、展示、保存してきました。その70年の歩みを記念する企画展「空間の中のフォルム ー アルベルト・ジャコメッティから桑山忠明まで」には、9つのテーマによる特集コーナーを交えて当館を代表する収蔵品80点以上を出品します。アルベルト・ジャコメッティ〈裸婦小立像〉（1946年頃）や桑山忠明のインスタレーション〈無題〉（2004年）、32年ぶりに展示する最上壽之の大型木彫〈トントンビョウシ ノ アジビョウシ〉（1989年）のほか、マルタ・パン〈モニュメント ー 桜〉（1995年）や宮崎進〈無題〉（1990年頃）、小杉武久〈Interspersion for Light and Sound 光と音の点在〉（2000年／再制作2020年）など、新規に収蔵された名品も公開します。本展覧会は、わたしたちを包む空間とさまざまなフォルムの豊かな対話を感じるまたとない機会になるでしょう。
同時開催：コレクション展「若林 奮 新収蔵作品」
| 日 |
4月24日（土）〜9月5日（日） |
| 休 | 月曜休館（5月3日、8月9日は開館） |
| 時 |
9:30〜17:00（入館は16:30まで） |
| 所 |
神奈川県立近代美術館 葉山 |
| 催 |
神奈川県立近代美術館 |
| 費 |
一般800円（各種割引あり） |
| ☎ | 046-875-2800 |
山口蓬春（1893-1971）が77年にわたる生涯を閉じてから今年で50年。山口蓬春記念館も2021年10月に30周年を迎えます。当館では、改めて蓬春の画業を検証し、とりわけその魅力を紹介する特別展を三期に分けて開催しています。本展は、その第二期のうち前期展となります。
すぐれた古美術のコレクターとしても知られる蓬春ですが、中でも東洋美術への深い探究心は、終生絶えることはありませんでした。新しい日本画の創造をめざした蓬春は、昭和初期に始めた中国宋元画の学習を発端とし、朝鮮への旅、そして戦中には美術審査員として台湾、さらに中国各地への赴任を経て東洋の美への幅広い知識を持つようになります。
昭和31年には北京で開催された雪舟の記念式典に日本代表として参列、大同雲崗石窟などを視察し、その体験は蓬春芸術に精神的な奥行きを与えました。本展では蓬春が蒐集した東洋美術の精華をご覧いただき、その深く清冽な愛を探ります。
| 日 |
4月10日（土）〜5月9日（日） |
| 休 | 月曜休館（5/3除く）、5/6（木） |
| 時 |
9:30～15:30（入館は15:00まで） |
| 所 |
山口蓬春記念館 / 葉山町一色2320 |
| 催 |
山口蓬春記念館 公益財団法人JR東海生涯学習財団 |
| 費 |
600円（高校生以下は無料、他割引あり） |
| ☎ | 046-875-6094 |
※4都府県の緊急事態宣言を鑑み、オークション開催は中止させていただく運びとなりました。
ご理解のほど、お願いいたします。
「まちの気楽なオークション」開催予定でした！
場所は絶賛DIY中の秋谷の古民家。
新緑の美しい森の先に相模湾まで一望できる最高のロケーションで、肩肘張らない、まさに気楽なオークションを開催いたします。
今回共催という形でご協力頂くのはAGホールディングズの柴山哲治さん。
アートをより身近なものに感じてほしいという思いから、美大の学生を始めとした若手アーティストの作品を主な出品作品として取り上げ、オークションを開催しています。
（中止となりました）
| 日 |
5月8日（土）（中止） |
| 時 |
中止 |
| 所 |
仮称 秋谷の古民家 / 横須賀市秋谷2-12-1 |
| 催 |
株式会社エンジョイワークス 株式会社AGホールディングズ |
| 費 |
入場無料 |
| 人 |
定員：20名 |
| ☎ | 080-9392-0985（担当：ワタベ） |
| ＠ |
「辻康介と葉山古楽婦人会」が皆様のお宅のお庭で演奏します。イタリアの1600年前後の音楽、歌や器楽を、時に日本語で、たまには古楽の枠をはみ出て、30分程度のプログラムでお届けします。
演奏メンバーは日頃それぞれ活動していますが、全員が葉山に住み、ヨーロッパの古楽を専門にしています。そこで、葉山での活動にこだわって、葉山だけで演奏する地産地消の活動団体を立ち上げました。
この企画が顔見世興行となります。
日時・料金などは皆様と相談、皆様とご家族、親しいお友達やご近所さんなど少人数でお楽しみください。
感染予防対策をとりつつも、外で音楽を楽しむのに最高の季節を楽しみましょう。
諸々の段取りや疑問など、何でもお気軽にご相談ください。
●辻康介と葉山古楽婦人会
辻 康介（歌）
宮﨑 蓉子（バロック・ヴァイオリン）
伊藤 美恵（バロック・ハープ）
辻 文栄（小型チェンバロ）
| 日 |
芸術祭開催期間内で皆様のご都合と調整 |
| 時 |
皆様のご都合と調整 |
| 所 |
皆様のご自宅のお庭など野外または半野外の場所 |
| 催 |
Da Nemo（辻 康介） |
| 費 |
ご祝儀など |
| 人 |
少人数 |
| ☎ | 080-7798-1709 |
| ＠ |
「Caring Key」臨床美術士（20代～60代）男女5名のユニットが福祉文化会館のホール正面の巨大なガラス面にインスタレーション”Resonate”（響く）を制作展示します。
リサイクル紙（カレンダーやパッケージなど）サスティナブルな画材を用い、葉山の海、波、潮風、小道、木々、草花、小鳥のさえずり から五感で受けた感覚を表現します。
なじみあるパッケージや印刷物を画材としているので、限りある資源に対する「想い」も同時に生まれることでしょう。
作品”Resonate”（響く）の鑑賞は、建物の外側からいつでもご覧になれます。感染予防のためマスク、ソーシャルディスタンスに十分配慮してお楽しみください。
Caring Keyのメンバーが属する「日本臨床美術協会」は臨床美術を通じて高齢者やその家族、子供たちをはじめ広く感性豊かで健やかな社会を創出することを目的に設立されました。
地域の人々へのアートワークショップの企画運営を続けていきます。
| 日 |
4月29日（木）〜5月14日（金） ＊29日は制作設置作業をご覧になれます。 |
| 時 |
24時間、外からの鑑賞可能 |
| 所 |
葉山町福祉文化会館 / 葉山町堀内2220 |
| 催 |
Caring Key：臨床美術士ユニット（柴崎由良、西野順美、荒井秀俊、田村孝一、𣕚木麻衣子） |
| ☎ | 090-7639-0170（西野） |
| ＠ | syurala@gmail.com（柴崎） |
About
葉山芸術祭実行委員会
【葉山芸術祭とは？】
私たちの日常生活の背景では、自然環境や生活環境がゆっくり、時に激しく変化しています。その変化に触発され、私たちはおそらく何かつぶやき、描き、あるいは奏で、そうした表現によって活力を生みだし、環境と自己とのバランスを保っています。 それらの表現の交流が多様なつながりを育み、地域の芸術・文化意識の深まりや成長を促し、私たちの世界を豊かにします。「葉山芸術祭」は、アートフェスティバルの可能性をそこに求めた住民たちによって創りだされた祭です。個人の自由な創作が地域社会にシナジェティックにつながるあたらしいかたちの祭です。