吉田克朗(1943–1999)は、1969年から物体を組み合わせた作品の制作を開始し、後に「もの派」と称される動向の先鞭をつけた作家のひとり。本展は自ら撮影した身近な風景の写真を題材にした版画や、転写などの実験的な手法を試みながら絵画表現を探究した吉田の全貌に迫る初めての回顧展です。
コレクション展「斎藤義重という起点―
世界と交差する美術家たち」
吉田克朗が多摩美術大学で師事した美術家の斎藤義重(1904–2001)を取り上げ、彼の作品とともに1960年代に斎藤と交流し世界で活躍した美術家の代表作を展覧します。
日 |
4月20日(土)〜6月30日(日) ※最新情報はウェブサイトをご確認ください |
休 | 月曜休館(4月29日、5月6日を除く) |
時 |
9:30〜17:00(入館は16:30まで) |
所 |
神奈川県立近代美術館 葉山/葉山町一色2208-1 |
催 |
神奈川県立近代美術館 葉山、東京新聞 |
費 |
一般1,200円(各種割引あり) |
tel | 046-875-2800 |
花や鳥、魚や小動物など「生きもの」を描くことは、東洋では古くから花鳥画として知られ、時代を越えて人々を魅了し続けています。
山口蓬春(1893-1971)は、そのような伝統的な画題を学びながらも新しい日本画の創造に邁進しました。
昭和9年(1934)には「日本野鳥の会」が創設されますが、蓬春はその発起人に名を連ねており、 野鳥や自然に対する造詣の深さがうかがえます。
愛犬をわが子同然にかわいがる彼の作品には生命への愛情をも実感できるほか、数多くのスケッチからは制作に対する真摯な姿勢が伝わってきます。
本展では、蓬春と「生きもの」という観点からその画業を探ります。
日 |
4月6日(土)〜6月2日(日) |
休 | 月曜休館(但し4/29、5/6は開館、4/30、5/7は休館) |
時 |
10:00~16:00 |
所 |
山口蓬春記念館/葉山町一色2320 |
催 |
山口蓬春記念館 公益財団法人JR東海生涯学習財団 |
費 |
600円(高校生以下は無料、他割引あり) |
tel | 046-875-6094 |